横浜市と行政区別の平均年齢、高齢化率・・・市の平均年齢は45歳、約4人に1人が65歳以上

着実に進み続けている日本の少子高齢化ですが、横浜市はどんなもんなんでしょう?

横浜市統計ポータルサイトで調べてみました。


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65歳以上の割合は20年前から2倍となり23.8%・・・現在は市民のおよそ4人に1人が高齢者ですね。

ちなみに日本全体だと27.7%が65歳以上の高齢者だそうです(平成29年9月15日現在)。

それに比べると横浜市高齢化率はまだ低いです。

行政区別に見てみると


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栄区は65歳以上の割合が30.1%と30%を超えています。次いで旭区が28.9%、金沢区泉区が27.7%となっています。

開発年代が古い(子供が独立して家を離れ、残った親が高齢化)。

新たな若い世代の流入が少ない。

こういう区の高齢化率が高くなっているように思います。

西区は20年前は高齢化率が市内で最も高かったですが、みなとみらいにマンションが無数にできて現役世代が多く流入したからか、現在はむしろ高齢化率の低い区になっていますね。

高齢化率が最も低いのは都筑区で16.8%、港北区19.2%、西区19.8%、青葉区20.5%となっています。

一方、15歳未満の子供である年少人口の割合が一番多いのも都筑区で16.4%、次いで青葉区の13.5%、戸塚区の13.4%、緑区の13.3%となっています。

都筑区青葉区高齢化率が低く、年少人口の割合も高いです。高齢者が少なく、子供が多いということでですね。

両区とも比較的新しい区であり、都筑区は平成24年まで、青葉区は平成17年まで社会増加数の多い状況が続いていましたが、その頃までの貯金がまだ効いているといった感じでしょうか。

平均年齢が最も若いのも都筑区で41.22歳、次に港北区で43.02歳、青葉区43.61歳、鶴見区43.62歳となっています。

港北区鶴見区は現在も社会増加数の多い状況が続いていますが、他の区に比べると少子高齢化の進み方が遅く見えますね。

開発された年代(人口流入がまとまって多かった時期)や昨今の社会増加数の状況などによって、少子高齢化率に差があるということでしょうかね。

ところで65歳~70歳というのは高齢者なんですかね。私の知る限り、まだまだ元気に動き回っている人ばかりです。昔は70歳近くなると、すごいおじいちゃん、すごいおばあちゃんという感じでしたが。

30年後には平均寿命が100歳になると言われていますが、その頃には高齢者は75歳以上、75歳までは現役世代と定義が変わっているかもしれませんね。

少子高齢化の進展が問題視されていますが、働き手となる現役世代が増えることになるので実はバランス的にはあまり変わらなかったりして?

生涯未婚率が上がり、出生率が下がっているのは、人間の寿命が伸びることを見越して本能が無意識に働きかけてバランスを取ろうとしているのでは・・・時々そんなことを思います。

都筑区、青葉区はなぜ人口減少? 横浜市の今年8月までの人口動態

2017年も3分の2が過ぎました。

横浜市の8月までの人口動態を確認してみました。


人口増加数=社会増加数+自然増加数
社会増加数=転入数-転出数
自然増加数=出生数-死亡数


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市全体で自然増加数がマイナス3001人と昨年の年間マイナス2084人を早くも下回っています。

横浜市でも少子高齢化が確実に進展していることがわかります。

自然増加数のマイナス幅が大きくなった分、人口増加数も増加幅が小さくなっている印象です。

横浜市の人口は今年がピークで来年から人口減少となってもおかしくないでしょうね。


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区別に見ると、青葉区都筑区の人口増加数のマイナスが目を引きます。

もし、今年このままマイナスで終わると、青葉区都筑区は区ができて以来初めての人口減少ということになりますね。

自然増加数は両区ともプラスですが(現時点で横浜市で自然増加数がプラスなのは鶴見区港北区青葉区都筑区のみ)、今年は社会増加数のマイナスが大きくなっており、そのため人口減少となっています。

今のところ、青葉区の社会増加数は平成20年のマイナス702人以来の大きな減少です。

都筑区の社会増加数は例の傾斜マンションの建て替えの影響がまだありそうなので実態はよくわかりませんね。

ただ、平成24年以前のように大きく増えているような状況ではないと思います。



さて、青葉区の社会増加数ですが、今年はなぜ大きく減っているのか?

青葉区の社会増加数は平成13年に4831人でピークとなり、平成18年に急減、平成19年にはマイナスとなりました。それ以降はマイナスとプラスを繰り返してきました。


以前の記事から
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平成13年の人口流入のピークから今年で16年が経ちますが、当時、小さい子供を連れて青葉区へ転入してきた家庭では、子供が大学生や社会人となって独立し、家を離れる頃です。

小学校入学に合わせて転入していると、今年ちょうど大卒で社会人となりますね。

子供の独立のピークが来ている、それが1つあるのかなあと想像できます。

また、アベノミクス以降の不動産価格の上昇が極まり、青葉区に賃貸で住んでいた人が家を買おうとしても区内では買えず、やむなく他所で買うということも起きているかもしれません。

もう何年も社会増加数の減少が続いていた金沢区栄区港南区ですが、今年はここまでのところ持ち直しているように見えます。青葉区に比べれば不動産価格はまだお手頃と言えますが、今は比較的手に入れやすい価格のエリアに人が流れていることもありそうです。

また、いわゆる都心回帰という世の中の大きな流れも続いているのでしょう。

社会背景として共稼ぎが増えたこと、1世帯あたりの子供の数が減ったこと、そもそも結婚する人が減ったことなどによって、通勤時間を犠牲にしてまで都心から離れた郊外の庭付きの広い一戸建てに住もうという人が減り、職場のある都心に近いほうへと人口が向かうということですね。

それに合わせて、この10年15年、東京都心へのアクセスが良い多摩川鶴見川下流エリア、京浜エリアでは工場撤退跡地などでマンションなどが多く供給されてきました。鶴見区神奈川区港北区は今年もここまでのところ社会増加数が多いです。西区の社会増加数が現時点で1000人を超えていますが、これは今年前半にみなとみらいでタワーマンションが2つ供給されている影響でしょう。

鶴見駅横浜駅から品川駅へは20分、東京駅へは30分ですが、横浜市の中では東京都心への通勤時間が最も短いエリアです。

また、近年はみなとみらいへの企業の進出が増えていますが、横浜、みなとみらい、関内にかけては横浜市のビジネスの中心部であり、この周辺で人口が増えるのは横浜都心への回帰という一面もありそうです。

一方郊外に目を向けると、海老名市や藤沢市などではこの5年で人口が2%増加しています。海老名市も藤沢市も小児医療費助成が充実していたり、中学校に給食があったりと子育て支援に定評のある自治体です。

もう少し視野を広げると、やはり都心へのベッドタウンであるさいたま市のほうなども中学3年生まで医療費無料で中学給食ありだそうです。さいたま市もこの5年で見ると横浜市よりも人口増加率が高く3%を超えています。

昨今は若い人が住む場所を決めるとき子育て支援を重視するようになっているのを感じますが、その点では横浜市は遅れをとっていると言われることが多いように思います。

横浜の南部や西部で人口動態の弱さが続いてきたのは、都心通勤にも遠く、子育て支援にも特に強みがない、その結果なのかもしれませんね。

北部に位置する青葉区は都心までの距離は横浜市の中では近いほうですが、朝のラッシュ時は過密ダイヤの影響や、急行をやめて準急で運行しているため、都心までの所要時間が長くなります。

昼間は青葉台から渋谷まで25分ですが、朝は38分。

混雑緩和のため朝ラッシュ時の急行を準急に変更したのは10年前の平成19年からだったそうですが、青葉区の社会増加数を見ると、その前年の平成18年からガクッと落ち、平成19年20年はマイナスです。平成20年は都筑区グリーンラインが開業していますが、グリーンラインの影響と合わせて、朝の準急変更の影響も大きかったのではないかと想像します。それ以来、社会増加数は大幅に増加することはなく、小幅にプラスとマイナスを繰り返してきています。

しかしその甲斐あってか、田園都市線の混雑率は10年前の日本屈指だった頃に比べるといくらか改善されてきたようです。いずれは急行復活も期待されるところなのでしょうが、2016年の混雑率は184%と東京近郊の路線の中でいまだ上位にあるので、今また急行を復活させると激しい混雑も合わせて復活してしまうのでしょうね。

そもそも急行を運用できなくなった時点で田園都市線沿線は適正な沿線人口というものを超えてしまっているという見方もできるのかもしれません。

しかしながら沿線では大規模マンションの供給が続きます。

昨年はすずかけ台でザ ブルームテラスが373戸、昨年今年完成のプラウドシティ宮崎台が429戸、来年以降ドレッセ中央林間857戸、シティテラス長津田362戸、ドレッセWISEたまプラーザ278戸が予定され、南町田の再開発でもマンションができるのでしょうか。まだまだ沿線人口は増えそうです。青葉区の視点で考えると、沿線の上流で人口が増えるというのは電車の混雑を考えると特に有り難くないことでしょうね。

中央林間や長津田は始発駅ですが、通勤地獄と言われるラッシュアワーの電車の中で座って通勤できるというのはこの沿線において強力なアドバンテージとなっていそうです。たまプラーザから渋谷まで朝は30~35分ですが、長津田からだと40~45分。10分長くかかっても座って通勤できるなら長津田に住もうかな・・・と考える人は結構いるのではないでしょうか。田奈、青葉台~あざみ野との比較になるとなおさらそうなりやすいかもしれません。長津田緑区ですが、横浜線も通っており新横浜や横浜方面へ出やすいというのも魅力になっていますね。

また、プラウドシティ宮崎台は429戸と結構な規模ですが、宮前区は青葉区と環境や雰囲気が似ているので、大きな物件が出ると青葉区の需要を食われてしまう部分がありそうです。昨年今年で完成したようですが、今年の青葉区の転出入にも多少影響しているのかもしれません。

青葉区ではもう何年も大規模物件が出ていないように思いますが、今年もないですね。300戸の大規模マンションが1つできるだけで1000人くらいの人が移り住むわけですから、社会増加数に与える影響は大きいです。青葉区で大規模マンションが出ず、周辺で出ている状況というのも、昨今の青葉区の社会増加数を弱めている要因なのでしょう。

ただ来年はドレッセWISEたまプラーザ278戸がありますし、それ以降もたまプラーザやあざみ野ではある程度の規模のマンションが出てきそうな話も聞くので、今後一方的に社会増加数のマイナスが膨らみ続けるということはなさそうな気がします。また、将来的には、たまプラーザ団地の建て替えなどもあるのでしょうか。これが実現したときには青葉区の人口は大きく増加することになりそうです。横浜市の推計では青葉区人口は平成37年にピークとありますが、たまプラーザ団地をはじめとした古い団地の建て替えを見込んでのことなのでしょうかね。


とりとめのない話になってきましたが、まとめると・・・


青葉区の人口減少の理由は、都心回帰の流れ、郊外の中で競争力を維持しづらい状態(不動産価格が高い、通勤の負担が軽くない、子育て支援が弱い)が続くなかで、子供が独立して家を出るピークを迎え、また近隣で大規模マンションが供給されるなか、青葉区では大規模マンションの供給がなかったことなどから転出が転入を上回って社会増加数がマイナスとなり、少子高齢化の進展で年々減少している自然増加数のプラスではカバーしきれずに人口減少・・・ということかなと想像します。


人口減少というのはあくまで今年8月までの話ですね。まだ残り4か月ありますから、最終的に今年も人口増加に転じている可能性もあります。

青葉区は人口が30万人と横浜市でも2番目に多いですね。

仮に今年人口が1000人減ったとしても割合としては0.3%に過ぎず、また、来年以降、大規模マンションが続けてできれば人口増加に転じていきそうな気もしますが、あえて人口対策を挙げるなら



・朝ラッシュ時の田園都市線の混雑緩和、急行の復活、通勤特急の導入

子育て支援として小児医療費助成の所得制限を撤廃し、対象も中学3年生まで引き上げる

・中学校給食の実施

青葉区の中心部にららぽーとのような大型商業施設を誘致する

容積率、高さ制限を緩和して駅近に住める人の数を増やす



難しいことだらけですが、実際のところ今の若い人が求めているのはこういうことだと思います。

東京、首都圏への転勤、子育て家族で住むなら・・・

7月から10月にかけては転勤の多い時期だと思います。

東京近郊の土地勘がないと住む場所を決めるのは本当に大変でしょうね。

特に子育て中だと、その土地の雰囲気や学区のことなどを考え、慎重にならざるをえませんね。

いっそのこと「ここに住め」と決めてもらったほうが助かる人も多いと思います。

そういう人のために横浜市民の私がおすすめする住みやすい場所・・・

それは、東急田園都市線沿線、たまプラーザ駅あざみ野駅青葉台駅くらいまでのエリア、行政区で言うと横浜市青葉区周辺です。


その理由は


1.交通の便が良い

2.住環境、教育環境が良い

3.郊外の割に美味しいお店が多い

4.地盤が良い

5.そもそも転勤族が多い


こんなところです。

以下、詳しく。



1.交通の便が良い

青葉区は、都内通勤、新幹線駅、空港とどこにでもアクセスしやすいバランスの良さがあります。

都内への通勤には東急田園都市線田園都市線は渋谷から東京メトロ半蔵門線に直通運転をしており、乗り換えなしで日本最大のオフィス街である大手町駅(東京駅に近接)にアクセスできます。

新幹線を利用する際は、青葉区内のあざみ野駅から横浜市営地下鉄ブルーラインで新横浜駅へ、所要時間は15分です。

羽田空港、成田空港も、青葉区内のたまプラーザ駅からリムジンバスで楽々アクセス。たまプラーザ駅からはディズニーランドへの直行バスも出ていたりして便利です。

10年後にはリニア新幹線の開業が予定されていますが、停車駅となるJR横浜線橋本駅へも青葉区内からだと30分程でアクセスできます。

自動車も便利です。

東名高速道路青葉区内を走っているので、湘南や箱根の温泉などレジャースポットにもアクセスしやすいですし、また名古屋、大阪方面に車で帰省する場合なども便利です。

また、4年後に開通が予定されている横浜環状北西線が完成すると、横浜みなとみらい方面や羽田空港方面への車でのアクセスがさらに良くなることが期待されます。


2.住環境、教育環境が良い

青葉区は計画的に造られた横浜市では比較的新しい街です。そのため街並みが整然としていて緑が豊富、公園も多く点在しています。

横浜市内でよく見られるような、やたら道路が狭く曲がりくねっていたり、建物が込み入っていたりして繁雑な雰囲気になっている場所は少ないですね。

いわゆる繁華街化しているような場所もないので治安も良く、青葉区はまさに子育てをするには住み心地の良い、理想的な環境と言える思います。

青葉区にはこどもの国というレジャー施設があり、全長100mを超えるローラー滑り台はうちの子にも大人気です(笑)。こどもの国へは他区に住む我が家からは車で1時間以上かかってしまいますが、子育て家庭にとっては近所にあると有難いなあという施設ですね。1日遊べます。

教育環境についても、一定以上の収入層が移り住んできた街だからなのか、横浜市内でも学校の落ち着きや、学力の高さには以前から定評があります。

私立中学への進学率は平成27年度調査で横浜市全体では15%ほどですが、青葉区は25%ほどと、比較的教育への意識のしっかりした家庭が多いことがうかがえます。

ちなみに最難関中学の受験で圧倒的な実績を誇るSAPIX横浜市内には7校ありますが、そのうち2校は青葉区内(青葉台駅たまプラーザ駅)にあります。

小学校卒業者の4人のうち3人はそのまま公立中学に進みますが、たとえ中学受験をするつもりがなくても、周囲からの良い刺激のある環境のなかに身を置くことは子供とってもプラスが大きいと思います。

環境は大事ですよね。

私自身、東京郊外のヤンキー(笑)だらけの学区の小中学校出身で色々と苦労したので、子供には青葉区のような落ち着いた環境の学区の学校に行かせてあげたいですね。


3.郊外の割に美味しいお店が多い

食べログで検索してみると一目瞭然です。個人的に食べログの点数は当てにならないことも多いですが、それでも3.5点以上の点数がついているとそれなりに美味しいお店であることが多いですね。

青葉区は近隣エリアに比べて3.5点以上のお店がたくさんあります。特徴的なのはお寿司屋さん、イタリアン、パン屋さん、ケーキ屋さんなどにレベルの高いお店が多いことです。購買力の高い住民が多い証拠でしょうね。

私の住んでいる所の周りなどはファミレスやファーストフードなどのチェーン店とラーメン屋ばかりなので羨ましいかぎりですが、近所に美味しいお店(個人店)が多いというのは暮らしていて楽しいでしょうね。青葉区は郊外の割に食文化のレベルも高いと言えると思います。


4.地盤が良い

www.j-shis.bosai.go.jp

防災科学技術研究所のJ-SHIS MAPによれば、青葉区の周辺は、微地形区分で丘陵とされ、地盤増幅率の低い場所が多く、今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率も20%台~と低い場所が多いです。

表層地盤のMAPを確認すると、東京都心から最も近いところで地盤が良いと言えるのは、青葉区麻生区稲城市周辺かなと思います。

いつ来てもおかしくないと言われている大地震ですから、子供、家族の安全を考え、できるだけ安心して暮らすには住む場所の地盤のことも考慮に入れないといけません。

災害は地震だけではないですね。近年豪雨による被害が毎年のように起きていますが、河川の近くや土地の低い場所などは十分に検討しておかなければなりません。

どこに住むにしろ、住む前に自治体のハザードマップは確認しておく必要があると思います。


青葉区に住む場合、大規模盛土造成地に関しては確認しておいたほうが良いと思います。

大規模盛土造成地の状況調査について
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/takuchi/takuchikikaku/news/morido/

大規模盛土造成地の状況調査に関するQ&A
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenchiku/takuchi/takuchikikaku/news/morido/qa.html#q12



5.そもそも転勤族が多い

青葉区に転勤族が多いのはなぜなんでしょうね。帰省しやすいからでしょうか。東名高速、新幹線の新横浜駅羽田空港へのアクセスが良いので全国各地へ帰省しやすいというのはあると思います。青葉区は帰国子女なども多いという話もよく聞きますね。

いずれにせよ、青葉区は移り住んでくる人の心情に理解があったり、受け入れに慣れている土地柄であるということは言えると思います。新しい土地での生活、子供の転校のことなどを考えると不安は大きいと思いますが、そんな青葉区であれば、その不安も少し軽減されるのではないでしょうか。




以上です。

私も将来的にはたまプラーザ、あざみ野あたりに住みたいものですが、どうなることやら。

横浜は子育てに優しくない?

先月の横浜市長選挙の翌日にこんな記事がYahoo!ニュースにありました。


headlines.yahoo.co.jp


昼食時間が15分というのはたしかにやや短い気もしますが、実態はどうなんでしょうね。

それよりも気になったのは、コメント欄。

昼食時間15分に対する是非のほか、横浜市行政に対する批判的な投稿も多く目につきました。


内容は


「子育て面では隣の川崎市のほうが格段に充実している」

横浜市は子供にやさしくない。医療費も年収制限あってほとんどの人が自費」

「横浜は保育園や給食など働く母親に厳しい」

「ここ数年の横浜市の行政のイメージは最悪」

「横浜は住みたくないなあ」

「田舎に住む私には都会のイメージで東京と並ぶ横浜だけど、近年マイナスイメージが強くなっている気がする」

「子を持つ親は林さんには絶対投票していない。投票したのは人口の多いジジババばかり。いい加減変えていかないと若い世代が横浜に住まなくなる」

「医療費は年収制限を低くしてほぼ実費。政令指定都市では年収制限をしているのは横浜のみ。保育園代も破格に高い」


などなど。

どのコメントも圧倒的に「そう思う」のボタンが押されています。

政令指定都市で小児医療費助成に年収制限を設けているのは本当に横浜市だけなのでしょうか。

隣の川崎市も年収制限があったように思いますけどね。


こういうコメント欄=世論ではないと思いますし、信用できないものもたくさん含まれている気がしますが、

子育てに優しいかどうかというのは、給食の有無や小児医療費助成が充実しているかどうか、このあたりがやはりポイントになっているんだなあと思いました。



最近よくシルバー民主主義という言葉を見聞きします。

政治が若い世代、子育て世代よりも、高齢者を優遇しているという批判がありますが、私が政治家でも選挙で勝つことを考えたら、高齢者に受けのいいことを言ったりやったりするでしょうね。

少子高齢化有権者に占める高齢者の割合が増え、そのうえ投票率も高齢者のほうが高いのですから、これは今の状況が変わらない限りはしょうがない気がします。

横浜市では給食、小児医療費助成については随分前から問題にされていたように思います。最近になってハマ弁が始まったり、医療費も対象が拡大されたりで、やや改善されてきたような印象もありますが、東京などに比べるとまだ大きな差があるのは確かでしょうね。

お金に余裕があれば、給食だろうが、小児医療費助成だろうが、子育てに優しい施策も十分にやれるのでしょうが、お金がないんですからどうにもなりません。

横浜市は基本的に昼夜間人口比率の低いベッドタウンですから、企業からの法人税収が少なく、財政的にはなかなか厳しい状況が続いています。

だから、企業を誘致して法人税収を増やそうということで、その成果が、最近のみなとみらいの状況なのでしょうが、どれほど財政が改善していくのかはわかりませんね。

高齢者に使っているお金をもっと若い世代、子育て世代に回せという論調もありますが、どうなんでしょうか。

一見、高齢者を優遇しているように見えても、国や自治体が予算を割いて高齢者をフォローしてくれているから、その子供である現役世代の負担が軽減され、働きやすかったり、子育てしやすかったりという部分もあるはずですからね。

限られた予算を高齢者と子育て世代にどう配分していくのかというのは、とても難しい問題に思えますね。



横浜は子育てに優しくないのでしょうか。

都内の場合、生まれてから中学校卒業までの15年間は医療費が無料となるところが多いですが、仮に子供の病院代が毎月3000円かかったとして、15年間で54万円のお金が浮くことになります。子供が2人なら100万円ですね。

これだけ見たら都内に住んだ方がお得となりますが、都内は横浜に比べて、住居費が高いです。不動産を買うのも借りるのも横浜より遥かに高いですね。

マンションを買う場合、横浜で5000万円するマンションを都内で買おうとしたら6000万円、7000万円になります。もっとかな?

いずれにせよ子供の医療費の100万円などどうでもよくなる価格差ですね。したがって総合的な生活コストを考えれば、横浜のほうが遥かに安くなります。

となると、同じ収入であれば、その分子供のために使えるお金は多くなるので、横浜に住んだ方が子育てには優しい・・・

という考え方もできるのではないでしょうか?

家計にゆとりができるため、共働きをせずとも暮らすことができ、せめて小学校に上がるまではママ(パパ)が子供と一緒にいてあげられる・・・

ということができれば子供の教育を考えてもメリットは大きいと思います。

裕福な高齢者

青葉区は郊外の住宅地にもかかわらず美味しいお店、お洒落なお店が多いですね。

うかい亭などは有名です。パン屋、ケーキ屋なども多くあるように感じますが、やはり経済的にゆとりのある住民が多いということなのでしょうね。

といっても、子育て中の家庭などは家のローンを抱え、子供の教育費もかかりますし、意外と余裕のない暮らしをしていたり?

青葉区の豊富なお店の数々を支えているのは、やはり裕福なおじさま、おばさまたちの購買力による部分が大きいのかな。


最近どこの街へ行っても、パン屋に入ると年配の女性のお客さんが多いなあと感じます。

現役世代の共働きが増え、その一方で高齢者の人口はどんどん増えているわけですから、日中その地域に存在するのは大半が高齢者という状況になってきているのでしょう。

ということは、平日の昼間に年配のお客さんが買いに来てくれるから、個人店などは潰れずやっていけてる状況があるのかもしれません。

この頃、高齢者を疎ましく感じる人が増えている気がしますが、もしかしたら、現役世代が土曜日、日曜日に近所のお気に入りのお店で買い物できるのは、ご年配の方々が平日にそのお店で買い物してくれているからかもしれないですね。

地域のお店を支える高齢者の存在・・・でも、ある程度経済的に余裕のある高齢者じゃないとだめですね。パンはスーパーで安いパンを買います、という高齢者ばかりの地域では個人店のパン屋さんは厳しそうです。

日本の少子高齢化、人口減少の流れはもはや止まらないと思います。これからは今以上にどこもかしこも高齢者だらけになっていくわけですが、そうなったら今度はいかに裕福で購買力のある高齢者に住んでもらうか、住み続けてもらうかというのが街の豊かさを維持していくうえで大事になってくる気がします。

人の平均寿命は医療の進歩により2045年までに100歳になると言われているそうです。100歳というと、今60歳70歳の人が30年後にようやく平均寿命に達し始めるわけですが、そうなると高齢者の存在感は今よりも格段に増していきます。

青葉区などは住民の平均所得が高いことが有名ですが、そんなことを考えると、今後高齢化が進んでも他の郊外住宅地エリアに比べてお店がどんどん潰れていくような事態にはなりにくいのかもしれませんね。


裕福な高齢者の魅力は購買力だけじゃないですね。良識があったり、マナーが良かったり、近所付き合いなどもスマートだったりする傾向があるように思います(あくまで傾向として)。

どうせ日本中どこへ行っても高齢者ばかりになるなら、裕福な高齢者が多くいる街のほうが住みやすい、暮らしやすい・・・これからの超高齢化社会、住むところを考えるときにはそんなことが重要視されるようになってきたりもするのかな。

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郊外ベッドタウンの最前線エリア

前記事の表に、麻生区多摩区幸区、川崎区を付け足して補完してみました。

川崎市全7区と横浜市北東部に位置する青葉区都筑区港北区鶴見区・・・郊外ベッドタウンの最前線エリア(神奈川県の)ですね。


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麻生区多摩区小田急線沿線です。多摩区多摩川に沿ってJR南武線も走っていますね。

麻生区も計画的に開発されてきたエリアですが、平成22年からは社会増加数が落ちています。多摩区も平成22年から5年間転出超過が続きました。多摩区小田急線で麻生区よりも都心側となりますが、麻生区よりも社会増加数が弱い状態がずっと続いています。田園都市線などは平成18年頃からは青葉区<宮前区<高津区と都心側のほうが社会増加が強くなってきていますね。多摩区南武線沿線こそ平坦なエリアですが、小田急線沿線は結構な丘陵地でアップダウンが激しい印象です。そうしたことが関係しているのでしょうか。

幸区、川崎区は平成11、12年までは転出超過が続いていましたが、そこから増加に転じ、今日まで社会増加数の強い状態が続いています。中原区鶴見区もだいたい同じ時期から社会増加数を増やし始めています。この時期からなのでしょうかね、京浜エリア、多摩川下流エリアで工場などの閉鎖や移転が相次ぎ、その跡地に続々とマンションが建ち始めたのは。

近年、川崎市の人口増加が凄いですが、社会増加数の大半を稼いでるのは市の東側となる高津区~川崎区であることがわかります。横浜市の人口増加を牽引している鶴見区港北区も同じエリアになります。たしかにこれら京浜エリア、多摩川下流エリアは都心部や横浜方面、それから羽田空港や新幹線の品川駅、新横浜駅にもアクセスしやすい利便性の高いエリアです。また土地も平坦ですから住みやすく感じられるのだと思います。そのかわり、これらのエリア、地盤は良くないですよね。いつ大地震が起きてもおかしくないと言われる時代に、地盤の良くないエリアにどんどん人が集まっている状況ですが、あまり問題にされていません。大丈夫なんですかね。


www.j-shis.bosai.go.jp


上のサイトで表層地盤のMAPを見ると、高津区~川崎区、鶴見区港北区はほとんどが赤い色で表示されています。地震で揺れやすい、弱い地盤ですね。微地形区分では後輩湿地、三角州・海岸低地が多く、30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率も80%以上の場所がとても多いです。利便性は高いですが、地震のリスクも高いということですね。

一方、麻生区青葉区は微地形区分では丘陵と表示される場所が多く、同じ震度6弱以上の確率も20%台~と低い場所が多いです。大地震は必ずやってくるわけですから、公共の利益を考えれば、むしろ麻生区青葉区のような地盤の強いエリアのほうに人の移動が集まっていくのが理想かと思いますが、今は利便性が優先される時代ですからね。デベロッパーも売りやすいエリアを開発しているということなのでしょう。

青葉区なども決して利便性が低いということではないですね。都心方面はもちろん、横浜方面に行くのもあざみ野駅から市営地下鉄ブルーラインがありますし、新幹線の新横浜駅も遠くないです。羽田空港へもたまプラーザからリムジンバスが出ているので気軽でしょうね。また、10年後の2027年にはリニア新幹線が開業を予定していますが、リニア停車駅の橋本駅へは青葉区辺りからだと割と近くて30分ほどでしょうか。市営地下鉄ブルーライン新百合ヶ丘駅までの延伸の可能性もありますし、車のほうでは横浜環状北西線も開通を控えていたりします。


kenplatz.nikkeibp.co.jp


いつの間にか2020年の開通を目指すことになっているんですね。こうして見ると青葉区もまだまだ便利になりそうな有望なエリアと言えそうで、近い将来社会増加数が再び増えてくることがあるかもしれません。

横浜市営地下鉄が延伸したら恩恵が大きいのは麻生区のほうですかね。現状では麻生区の辺りから横浜方面は出にくいですが、地下鉄が延伸すれば新百合ヶ丘から横浜まで一本です。所要時間は40分ほどでしょうか。麻生区はリニア橋本駅へもより近いですし、青葉区同様まだこれから将来性を感じます。

都心方面、横浜方面、新幹線の新横浜、羽田空港、リニア橋本とバランスよくどこへでもアクセスしやすく、そのうえ地盤が良い、あとは郊外住宅地としては美味しいお店も多かったりしますね。ここしばらくは都内や京浜エリア、多摩川下流エリアに人の流れが向かっていますが、行き過ぎれば反動があるのが世の常です。麻生区青葉区あたりの郊外住宅地が住みやすい街として再び注目される時代がやって来てもおかしくないのかもしれません。

港北区、青葉区、戸塚区の人口動態、中原区(武蔵小杉)台頭の影響

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つづき


港北区・・・社会増加数は平成20~22年にガクッと落ちましたが、東横線副都心線直通の効果なのか、盛り返していますね。現在、港北区の自然増加数は1300人ほどで、市内で最も多くなっています。また10年前からの自然増加数の減少幅も小さいですね。社会増加をキープしていること、なかでもこれから子供を生もうという若い世帯の転入が割合として多いのかもしれません。なぜなんでしょう、東横線の人気ということなんでしょうか。東横線は都心に勤務する人だけでなく、横浜方面に勤務する人も沿線に抱えることができますね。その点では鶴見区も同じです。ここ数年の横浜市の人口増加をけん引している港北区鶴見区ですが、横浜市内で最も都心に近く、都心と横浜どちらにもアクセスが良いという共通点があります。今はまだ勢いを感じますが、この両区の人口動態が弱くなってくると横浜市も本格的な人口減少に入っていくのかもしれません。


青葉区・・・この10年の社会増加数はあまり多くなく、自然増加数も減少傾向です。10年前は自然増加数が市内トップで1600人もありました。ということは平成18年より前に社会増加数が多かった時期があることが想像できますね。青葉区グリーンライン開業の前年である平成19年、そして平成20年と社会増加数がマイナスまで落ちましたが、それ以降も都筑区のほうに需要を取られている部分がある気がします。青葉区都筑区は似ています。緑が豊富で、区画の整った住宅地。平均所得が高く、教育意識のたしかな家庭が多いことも挙げられます。都心までの通勤時間も同じくらいです。両区とも住環境や教育環境を重視したいと考える子育て層に人気があることが想像できますが、グリーンライン沿線という選択肢が増えた分だけ青葉区の需要は減った可能性もありそうです。


戸塚区・・・平成23年から転出超過が3年続くなど、近年は社会増加数があまり強くないですね。自然増加数も平成18年は1000人を超えていましたが、2年前よりマイナスとなっており、平成23、24年は人口減少となっています。が、隣接する泉区港南区栄区に比べれば、人口動態の弱まりは遅く、金沢区などを見ても横浜市南部の中では健闘していると言えます。なぜでしょう。JR東海道線横須賀線が走っており、都心部への距離の割には所要時間が短いという利便性が理由としてあるように思います。どの区にも言えますが、今後はますます自然増加数のマイナスが大きくなっていくでしょうから、そのマイナスを社会増加数で補えなければ、人口減少になっていくということですね。



港北区青葉区とその周辺の行政区の社会増加数を平成7年まで遡ってみました。


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こうするとまた色々と見えてくることがありますね。青葉区の社会増加数は平成18年から勢いが落ちています。理由としては都筑区でのグリーンライン開業の影響もあるのでしょうが、宮前区、中原区での社会増加数が増えた影響も相当にありそうです。宮前区は青葉区の隣で、田園都市線で1つ渋谷側になります。中原区は武蔵小杉ですね。

平成20~22年の港北区の社会増加数の減少も、都筑区グリーンライン開業の影響がありそうですが、それとともに隣接する中原区での社会増加数が増加して需要を取られたことも一因としてあるのかもしれません。

中原区の社会増加数は平成22~24年に一度落ちていますね。平成23年には東日本大震災がありましたが、平成23、24年はその影響なのか、中原区だけ極端に落ち込んでいます。地震対策として免震構造や制震構造が採用され、安全がうたわれているタワーマンションですが、東日本大震災のあとは一時的に需要が落ちたのかもしれません。平成25年からは元の勢いを取り戻していますが、平成25年は東横線副都心線直通が始まった年ですね。ちなみに横須賀線武蔵小杉駅開業は平成22年になります。

都筑区は平成25年から社会増加数が弱くなっていますが、見事に中原区と強弱が入れ替わる形になっています。港北区東横線副都心線直通をきっかけに勢いを取り戻し、需要を奪い返している影響もあるのかもしれません。ただ、平成27、28年の都筑区の社会増加数は、前回記事のとおり傾斜マンション問題で余計な転出があるはずなので、実態としてはもっと増加していると思います。

こうしてみると、この10年余りの間に中原区が台頭してきたことで周辺エリアに及ぼしている影響は大きそうですね。




おしまい