鶴見区は人口増加率トップ、港南区は人口減少

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つづき


鶴見区・・・横浜市トップの人口増加率ですね。区内を町名別に見てみると、駅から遠い内陸部などでは人口の減っている町も目につきますが、でもまあ増えている町もあるのでトントンくらいでしょうか。明らかに大きく増加しているのは南武線京浜東北線京急線に近いエリアですね。マンションがたくさんできた影響でしょう。300戸クラスのマンションが1つできるだけで1000人近く人口が増えますからね。鶴見駅から品川駅まで20分、東京駅まで30分と都心部へのアクセスは横浜市の中では抜群ですが、昨今はそんな鶴見区の利便性の良さが見直されている気がします。人口増加率は鶴見区が4.6%、次に港北区が4.3%、神奈川区3.4%と続きますが、どこも都心と横浜駅をつなぐ鉄道路線上に位置しているのは興味深いです。


港南区・・・横浜市の南部に位置します。この5年で2.4%の人口減少。7年くらい前から減り始めているようです。港南区といえば、その玄関口に上大岡駅という京急線の大きな駅があります。京急のほかに市営地下鉄も乗り入れてますね。駅周辺には京急百貨店をはじめ、大きな商業施設が立ち並び、買い物や飲食する場所に困らない便利な街というイメージがあります。実際、町名ごとに詳しく見てみると、上大岡駅周辺の最戸、大久保、港南1丁目辺りではマンションができたりして人口が増えているようです。しかしながら、区内その他の町ではやはり全般的に減少しています。


港南区に限らず、高度経済成長期に都心通勤者のベッドタウンとして開発された横浜の郊外住宅地は需要が減退している感じですね。まあそのへんはベッドタウンが形成された経緯を考えれば当たり前なのかもしれません。今は当時とは逆で、人口減少社会へと移り変わりましたし、企業所有地の放出や規制緩和などによってタワマンなどの大規模マンションが大量に供給され、もっと都心に近い場所に住めるようになってきたわけですから。また、一家族の人数が減っていることも一因なのでしょう。私の子供の頃(80年代)は周りを見渡しても2人~3人兄弟が当たり前でしたが、今は1人っ子も珍しくありません。3人家族であれば、それほど広い家は必要としないので、通勤などの利便性を犠牲にしてまで郊外の庭付き一戸建てを買おうというふうにはなりにくい気がします。さらには子供のいない夫婦やそもそも結婚しない人も増えています。1985年には生涯未婚率は男3.89%、女4.32%だったのが、2015年にはなんと男23.37%、女14.06%まで上昇しているそうです。単身者は郊外に庭付き一戸建てを買いませんからね。




つづく