中区、港南区、保土ヶ谷区、旭区の人口動態、都筑区の昨年の転出超過

f:id:yokohaaman:20170711131530j:plainf:id:yokohaaman:20170711131539j:plain


つづき


あと気になったところ・・・


中区・・・社会増加数は比較的大きくプラスで推移していますが、自然増加数はずっとマイナスです。南区も似ていますね。中区、南区は「this is 横浜」といった感じの昔からのエリアですが、それだけご高齢の住民が多いということなんでしょうかね。


港南区・・・社会増加数がこの10年余り継続してマイナスです。自然増加数も平成23年からマイナスとなりました。平成18年から見ると自然増加数の減少幅は1113人です。中区の減少幅は320人、南区は473人です。人口規模を考慮しても、港南区の減少幅は大きく感じますね。やはり社会増加数が弱いと、相応に若い世帯の転入が少なく、出生数減少→自然増加数減少という傾向がありそうです。


社会増加数の多い鶴見区神奈川区を見ると、平成18年からの自然増加数の減少幅はそれぞれ430人、198人と人口の割に少なく、西区にいたっては41人増加しています。


保土ヶ谷区・・・実は昨年の社会増加数が横浜市で1番多かったんですね。1928人!もの転入超過。調べてみたら、シティテラス横浜和田町という373戸の大型マンションの供給があったようで。80平米で4000万円台はお手頃感ありますね。駅から結構な坂がありそうですが、一応徒歩5分6分だとか。家族世帯に人気だったことが想像できますが、私も経験者ですが、ベビーカーを利用していると坂はきついです。でもそういうデメリットを考慮してもなお割安感があれば良い買い物ということですね。


旭区・・・平成23年から人口減少傾向と言っていいでしょうね。自然増加数のマイナスが年々大きくなってきています。が、来年、二俣川にグレーシアタワー二俣川という421戸ものタワマンができるそうで。昨年の保土ヶ谷区のようにドンと大幅な人口増加があるのかもしれません。相鉄線によるJR直通線と東急直通線の開通を控えていますが、旭区は西谷以西の駅を複数抱えていますから、今後沿線開発なども合わせて恩恵が期待できたりするのでしょうか。二俣川のタワマンはそういうことなんでしょうね。


上の表をパッと見ると、市営地下鉄グリーンラインが開通した平成20年前後には沿線の港北ニュータウン都筑区の社会増加数が増えていますし、東横線副都心線の直通が始まった平成25年前後には沿線の港北区の社会増加数が増えていますね。やはり鉄道の持っている影響力は大きいということでしょうか。


都筑区・・・港北ニュータウン都筑区です。平成6年に区として発足して以来、継続した開発によって人口を増加させてきました。区の発足まで遡って調べてみたら、平成7年から平成12年の社会増加数は毎年5000人を超えていて、それ以降もだいたい2000~3000人を上回って推移し、グリーンライン開通の平成20年にふたたび5000人を超えてそれをピークに落ち着きつつあるように見えますね。特に平成25年からは社会増加数の増加幅が大きく減少し、昨年は転出超過となっています。ちょっと急な感じがしますが、なぜなんでしょう。理由として思い当たるのはニュースなどでも取り上げられていた傾斜マンション問題ですね。昨年、全4棟705戸の建て替えが決まったようですが、こちらにお住まいになられていた方々が転出された影響が大きいのだと思います。マンションのあった池辺町の人口が2年前と比べて2000人ほど減少しているのでやはりその影響でしょう。転出先がまた都筑区内であれば社会増加数には影響ないですが、区外であれば社会増加数にはマイナス。どれだけの人が区内に留まり、区外へ転出されたかは分かりません。なので、ここ2年ほどの社会増加数は参考になりませんね。


ただ、平成25年26年に増加幅が急に減少しているのは気になります。平成25年は東横線副都心線直通を開始した年です。その年の港北区は2727人と都筑区とは対照的に社会増加数を大きく増やしています。こういうのって関係ありませんかね?じゃあ平成20年に都筑区グリーンラインが開通したときはどうだったか?都筑区の社会増加数が5000人を超えた年ですが、港北区は885人と急に減少しています。港北区とは反対側で都筑区に接する青葉区を見ると、平成19年20年はやはり社会増加数は減少していて転出超過となっています。


鉄道の開通など利便性が向上する(人気が高まる)イベントをきっかけにして、その沿線地域では開発が活発化し、マンションや戸建ての供給が増え、人口が流入する。一方、その隣接地域では需要を奪われ、転入数が減少し、社会増加数が減少する。または直接的に、こっちからあっちへという転出が増えて、社会増加数が減少するということもあるのかも知れません。どこかで増えれば、どこかで減る。これからはますます郊外に与えられる人口のパイが小さくなってきますから、そうした動きがはっきりとしてくるような気がします。





つづく